3月19日にリリース予定であったWordPress 7.0 RC1がいくつかの懸念提起により3月25日にリリースが延期された。
WordPress7.0自体のリリースは、現時点(2026年3月21日)で変わらず2026年4月9日予定のようだ。
Gutenberg Phase 3「コラボレーション」 を本格的に打ち出したアップデートだそうで、Google Documentのようなリアルタイム共同編集が可能となるよう。
面白そう🏃🏃
Connectors APIについて
そんな中、個人的に注目したいのがConnectors APIだ。 これは、外部サービスとの接続を登録・管理するための新しいフレームワークである。
まずはAIプロバイダーにフォーカスされていて、APIキーの管理、プロバイダーの検出、管理画面のUIなどを標準化した仕組みが実装されるようだ。
ユーザーは「コネクター」という外部サービスへの接続を1つのまとまりにしたメタデータを定義する。 (表示名・説明・ロゴ・認証設定・関連プラグインなど)
7.0ではすでにAnthropic・Google・OpenAIの3つのコネクターがビルトインされているようだ。
コネクタが生成されている状態であればコード上でコネクタを wp_get_connector() などで取得できる。
現時点ではAPIキー認証のみだが、認証方式を標準化・拡張していく方向性があるため、例えばACFとかのライセンスキーなども同一のUIで一括管理できる未来があるのかもしれない。
詳しくはIntroducing the Connectors API in WordPress 7.0の記事を読むと良い。
My WordPressについて
併せて、最近のWordPressの動きで注目したいのが2026年3月11日に発表されたMy WordPress(my.wordpress.net)だ。
これはブラウザ上でWordPressが完全に動作するというものでWordPress Playgroundの技術がベースになっている。
革新的なのは、サインアップ、ホスティング、ドメインの割り当て等々、これらが不要。 ブラウザを開けばすぐにWordPress環境が手に入り、そのデータはブラウザ内に永続的に保存される。
コンセプトは「自分だけのWordPress」であって、そもそも公開を目的としたものではない。
面白いのが「App Catalog」という仕組みで、ワンクリックでインストールできるプリセットアプリが用意されている。

以下、画像の要約だ。
AI Assistant
AIチャットでWordPressをカスタマイズできる。 自分のAPIキーを持ち込むか or ローカルLLMを使いプラグインの改造や新しいブロックの作成をAIに頼める。
App Launcher
アプリランチャーをWordPressに追加する。インストールしたアプリ群にすぐアクセスできるようになるハブ的なUI。
Chat to Blog
Beeper(メッセージアプリ)のチャット履歴からメディアを取り込んでブログ記事にする機能。 Beeper Desktopが必要なので、使ってなければスルー。
Collect Posts from the Web
Webからの記事クリッピングツール。いわゆるブックマーク/あとで読む系の記事をWordPressに保存していける。
Personal CRM
個人向けの連絡先管理。知り合いの情報をグループ分けしたり、リマインダーで「そろそろ連絡しよう」みたいな使い方ができる。
RSS Reader
Friendsプラグインベースのフィードリーダー。 アルゴリズムなしで好きなサイトやクリエイターの更新を自分のペースで読める。
これらからもわかるように単なるテスト環境ではなく「個人ツールとしてのWordPress」という新しい使い方が提案されている感じだ。😎
もちろん新しいプラグインやテーマのテストや新しいバージョンのWordPressを事前に体験したりとかにも使えそう。